円筒錠

今回の記事では円筒錠という錠前について紹介したい。
いわゆる、鍵付きのドアノブのことである。
しかし、一般的なドアノブタイプのことはインテグラル錠と呼び習わしている。
円筒錠はドアノブタイプの錠前と見た目は一緒であるが、取り付け方や下穴の大きさ、製品サイズなどが異なってくる。

下穴はインテグラル錠よりも大きく開けて取り付けている。

円筒錠には大きく分けて三種類のものがある。一つ目は鍵付きのものである。
勝手口や室内ドアなどに使われているものである。
ドアノブの中心に鍵穴があり、そこに鍵をさして施錠や解錠を行う。

2つ目は非常解錠装置付きのものである。これは浴室やトイレなどに主に使われているものである。
通常と同じく鍵を使って開け閉めするのだが、出るときに誤って内側のボタンを押して外に出てしまい、鍵をインロックしてしまうことがある。そんな時に外側からコインなどを使えば解錠することができる。
また、部屋の中で人が閉じ込められたり倒れたりした時にも外から開けることができるものである。

3つ目は空錠というものだ。これも浴室や通路のドアなどで使われていたりする。

2つ目と3つ目は浴室でよく使われているタイプの円筒錠なので、湿気によって錆びてくることがある。
見た目には変わらなくても内部でサビがついてくる。調子が悪いのを放置してそのまま使っていると閉じ込められてしまって外にでられなくなってしまう。
おかしいと感じたらすぐに修理や交換をお願いしよう。

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